【洗い出し仕上げの基本】テクストンの塗り厚は何ミリまでOK?標準仕様と厚塗りのポイント

2025.06.01

よくあるご質問「テクストン洗い出し仕上げは何ミリまで塗れるの?」

「テクストンの標準仕様って何ミリ?」「もっと厚く塗ってもいいの?」
テクストン洗い出し仕上げを検討されるお客様から、よくいただくご質問のひとつです。
実はこの「塗り厚」は、仕上がりの美しさや耐久性、さらにはコストにも関わる大事な要素。
今回は、プロの視点からわかりやすくご紹介します。

テクストン洗い出し仕上げの標準塗り厚とは?

テクストンでは、骨材(砂利)のサイズに応じて標準塗り厚が決まっています。
主に以下の2タイプがあります。

シリーズ    石のサイズ    標準塗り厚
600番台     約5〜6mm      約8mm                          800番台      約8〜9mm     約10mm

この厚さは「最低限の厚み」であり、石がしっかり密着し、美しく仕上がる厚みとして設定されています。
薄すぎると剥がれやすくなり、厚すぎるとコストが増えてしまいます。そのバランスが、8〜10mmという標準仕様なのです。

30mmも可能?テクストンの厚塗り施工について

「もっと厚く塗りたい」「重厚感ある仕上がりにしたい」というご要望もあります。
テクストンは、20mm〜30mmといった厚塗りにも技術的に対応可能です。
実際に30mmでの施工実績もあり、ご希望に応じて対応しています。

ただし注意したいのは、厚くなるほど材料費が上がるという点。
通常の3倍の厚みであれば、材料量も単純計算で3倍近くに増えます。

厚塗りのメリットとデメリット

厚塗りのメリット:

  • 荷重に強くなり、耐久性がアップ
  • 石の存在感が際立ち、重厚な印象に
  • 仕上がり面に凹凸感や立体感を出しやすい

厚塗りのデメリット:

  • 材料費・施工費が大幅にアップ
  • 乾燥時間が長くなり、工程が延びる可能性あり
  • 部分補修の際、仕上がりの高さ調整が難しい

メリットもありますが、設計時にはコストと現場条件を踏まえた判断が必要です。

厚みを出したいときの賢い選択肢とは?

30mm厚にしたい場合、すべてテクストンで仕上げるとコストがかかります。
そこでおすすめなのが、モルタル下地を使ってベースの厚みを確保し、テクストンは標準厚で仕上げる方法です。

例:

  • モルタル下地20mm + テクストン仕上げ10mm

見た目は厚く、でもコストは抑えられる。
これが、プロも現場でよく採用する方法です。

実際にテクストンを使用した施工事例も掲載しております。
厚みや色味の参考に、ぜひこちらもご覧ください。

▶ テクストン洗い出し仕上げの施工事例を見る

現場条件で変わる、最適な塗り厚の選び方

以下のような状況では、厚塗りの採用が有効です。

  • 現場の工程がタイトで、モルタル下地の乾燥を待てない
  • 構造上、下地モルタルを設けるスペースがない
  • 高級感や存在感を重視したい商業施設・ホテルエントランスなど

一方、予算を抑えたい場合や、住宅のアプローチなど標準的な条件下では、標準厚の仕上げ+下地モルタルがベストな選択肢となります。

まとめ:厚みはデザインとコストのバランス

  • テクストンの標準厚は8〜10mm。理由は石のサイズと仕上がりバランス
  • 厚塗り(20〜30mm)も可能だが、コストが上がる点に注意
  • モルタル下地を活用すれば、コストを抑えつつ厚みを出せる
  • 現場の条件・用途に応じて最適な厚さ選びが大切

お客様の設計意図や現場状況に合わせて、最適なご提案をさせていただきます。
テクストン洗い出し仕上げに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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▶洗い出し特設サイト

また、本記事でご紹介した洗い出し仕上げについて、より深くご理解いただけるよう、当社の技術やこだわり、豊富な施工事例をまとめた特設サイトをご用意しております。

サイト内では、洗い出し仕上げの魅力、様々なデザインの可能性、そしてお客様の理想を形にするためのヒントをご覧いただけます。ぜひ一度ご覧いただき、その質感と可能性を実感してください。

洗い出し特設サイトはこちら:The Araidashi

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